【アップルファイバーの秘密】

りんごと健康！

りんごは古くから「万病の薬」「１日１個のりんごで、医者知らず」などといわれ、人々に愛されてきた果物です。

また、同じく昔から下痢や便秘などの「お腹のトラブルにはりんごのすりおろし」が良いとされ、食感・味・健康と様々な面で重宝されてきた食品です。

近年になって、この作用はりんごに含まれる食物繊維の働きによるものだと判明しましたが、実はりんご効果の理由はこれだけではありません。

こちらでは、「アップルファイバー」として人気のりんごの秘密について解説していますので、りんごを用いた健康維持・増進、または食物繊維をサプリメントで摂取しようとお考えの方は、ぜひ一度ご覧下さい。

りんごの効果！

食物繊維は、大きく水溶性・不溶性と分けられ、その中でも種類が存在します。
私たちが食事で摂取する食品の中にも食物繊維を含むものは数多くあり、中にはりんごよりも含有量の多いものもあります。

では、なぜ『りんご』に人気が集まり続けるのでしょうか。

りんごに含まれる食物繊維には、水溶性と不溶性がバランスよく含まれていることが既に知られていますが、実は、りんごに含まれるリンゴペクチンには食物繊維としての働きの他に、体内に入った放射性セシウムを除去する効果があるとされています。

チェルノブイリ事故の際にも、また、福島第一原発の大事故の際にも活躍した成分で、「放射性セシウムを速やかに体外に排出する効果がある」と発表されており、放射性物質の悪影響の防ぐためにも、りんごは非常に有望視されている食材なのです。

さらにりんごの人気を支えるもう１つの理由としては、「豊富なポリフェノールを含有している」ことが挙げられます。

ポリフェノールは強い抗酸化作用が確認されており、近年、美容やアンチエイジングの中心にもなっている成分で、りんごにはプロシアニジン（カテキンがいくつか繋がった形）を主成分として、エピカテキン・クロロゲン酸・ケルセチンなどのポリフェノールが含まれています。

効率的に作用を発揮するために！

上記の効果をもたらす様々な成分の多くは、りんごの果皮に含まれていますので、りんごを食べる際には、出来るだけ皮ごと食べて下さい。

放射線（放射能）の被爆予防効果を期待する際には、「毎日、皮付きのりんごを２個以上」食べると良いとされていますので、毎日の食事の上手に組み込んで下さい。
特に子供と妊娠した女性は積極的な摂取をオススメします。

りんごそのものが食べ難い場合には、「すりおろしリンゴ」や「リンゴジュース」として摂取する方法もありますが、出来るだけ皮ごと摂取するように心がけて下さい。

また、近年では「アップルファイバー」としてりんご食物繊維（皮が主成分）がサプリメントとして販売されていますので、毎日摂取し難い方は、サプリメントを利用してはいかがでしょうか。